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彫刻師

様々な刀を使いこなし、熟練の技で、鋭い切っ先から軽井沢彫独特の柔らかな柄を彫り出します。

一彫堂の初代は、軽井沢彫家具の元祖である清水謙吉商店に入店し、多くの家具などを手掛け、技術を習得しました。その技と伝統は現在も四代目店主と8人の職人に受け継がれています。 軽井沢彫の工程は一つ一つすべてが手作業です。大胆でいながら繊細な軽井沢彫の柄は、彫刻師の顔でもあり、職人ごとに個性があります。その手からは世界でたった一つしかない作品が生み出されます。

一彫堂で従事した彫刻師たち

上田 満二郎 上田市出身。一彫堂創業者上田一の弟。1927年の開業時から上田商店(現一彫堂)に入店し修行に励むが、日中戦争にて戦死。
上田 巳代吉 新潟県長岡市与板町出身。三代目当主。上田一の長女である秀子と結婚し、1956年上田家具店(現一彫堂)入店。この頃、軽井沢が避暑地として有名になるとともに軽井沢彫も広く知られるようになり、全国から注文が来るようになった。巳代吉は、いち早くトラックを購入し、自ら全国へ納品したという。軽井沢彫製造販売組合の結成に努力し、初代組合長に就任。軽井沢彫の普及と発展に務めた。彼の尽力もあり、1983年に軽井沢彫は長野県伝統工芸品の指定を受けた。
田中 實 上田市出身。父が戦死し10歳から一彫堂創業者上田一のもとで育てられる。1954年上田家具店(現一彫堂)入店。彫刻師として活躍しながら、晩年まで後継の指導に務めた。2003年まで勤務。
山口 義房 日光市出身。腕の良い彫刻師で、仕事に厳しい職人だった。1949年〜1956年まで勤務。
山口 忠 日光市出身。山口義房の弟。1949年〜1956年頃まで勤務後、日光に戻る。
桜井 文吉 軽井沢出身。腕が良く、上田家具店(現一彫堂)を経た後、新軽井沢で開業した。
中川 七郎 軽井沢町出身。1957年〜1962年まで上田家具店(現一彫堂)勤務。